コラム♪
2004/8/11
デュオ

 最近ハマッテおります。津崎くんとのデュオはもちろん、7月の井出慎二くんとのライブや先日の彼のセプテットでも二人だけで演奏する曲をやったり、とリズム隊なしで演奏する機会が多く、自分のプレイを否応なしに丸裸になるのでいろいろと考えさせられます。
 いでくんとにしろ津崎くんとにしろ音楽的にシリアスというかどよ〜んとしたことをやろう!ということしか最初は頭になかったのですが、バックなしで一曲を、始めて、盛り上げたり静かにしたり構成をつけて、終わらす、ということは、どうしてもエンターテイメント性というかお客さんに魅せる、退屈させない、ということの方が最近意識させられますね。
 やっぱりバックがいると、というか乱暴に言えば人が多いともちろん演奏面でフォローしてもらえるし、誰か一人がちょっと扇動するだけで雰囲気ががらりとかわったりめりはりが大きくついたりと、大衆心理みたいなものなんですかねー。あとドラムはそういうことに関しては一人でも10人力に値する楽器だと思いますしね。ピアノやギターにもそういう力はドラム程ではないにしろありますよね。
 そういうことを管楽器二人でようするに同時に二つしか音が出ない、という条件で全部しなけりゃならない訳ですよ!まず自分一人で状況を打開する能力が必要というですな、サッカーでいうならドリブル突破ですか!技術的にも精神的にも修行ですね〜。そして相方を扇動というか何かさせるような意思表示を強烈に出す、そして相方のそういうメッセージを逃さない、サッカーでいうならワンツーですか!カルテットとかになるとそういうメッセージを何気な〜くだしても何人かの一人だけ気づいてくれて大きな変化に発展しやすいのですが、二人だと出す側受ける側両方の感覚の鋭さが必要ですね。
 9月にもデュオライブを2本やると思います。お楽しみに!
戻る